Q&A

よくある質問

どんなコロナ対策をしていますか?
2023年5月8日より、新型コロナウイルス感染症が5類に引き下げとなりました。
吉川カウンセリングルームでは、以下の対応を継続してまいります。

・カウンセラーのマスク着用
・カウンセラーのうがいと手指消毒
・面接ごとの換気
・空気清浄機エアドッグの常時運転
・手が触れる部分の消毒
カウンセラーはこれまで通り、マスクを着用いたします。
クライエント様は、可能な限りご入室時の手指消毒にご協力いただきますようお願いいたします。
マスク着用につきましては、各自のご判断にお任せいたします。
なるべく早く改善したいのですが、カウンセリングはどうして時間がかかるのですか?
神経系が変化するためには、時間がかかります。急激な変化は心身の負担になる恐れがあります。変化はゆっくりであるほど良いと言われています。
トラウマは心の問題と思うのですが、なぜ身体が関係しているんですか?
トラウマを受けた身体の神経系は、トラウマを記憶し、その影響を受けながら働いています。トラウマから回復には、身体が安心・安全を感じながら、心身の調和を取れるようになっていくことが大切となります。
自分にあった治療法はどれですか?
ご相談の中で、ご相談者様の希望をお伺いしながら、一緒に探していきます。カウンセラーの方から提案させていただくこともあります。
トラウマを語るのが苦痛なので、あまり話さないカウンセリングはありますか?
苦痛を感じている時には、無理にトラウマについて語る必要はありませんので安心してください。そのようなときは安定化を中心とした身体的なアプローチをお勧めしています。
催眠療法って催眠術とどう違うんですか?TVで見たことがありますが、催眠を受けると操られてしまうのですか?
催眠がショーやTV等の娯楽に使われるようになったことは、催眠療法についての誤った考えを広げてしまった要因だと思われます(例えば、自分の意思に反して秘密をしゃべらされる、操られてしたくないことをさせられる、眠らされるなど)。実際は、自分の意識や意思はきちんと保たれています。近年では、科学的知見が蓄積してきており、催眠療法の有効性が証明されつつあります。しかし、まだまだ催眠療法への誤解や偏見は根強いものがあります。吉川カウンセリングルームでは、科学的な知見に基づき、心身の調和を目的とした催眠療法を行ってまいります。
心療内科クリニックに通院をしていますが、ご相談はできますか?
はい、できます。心療内科または精神科に通院中で、主治医のカウンセリング許可が得られているクライエント様には、初回インテークでお話を聞かせていただき、当カウンセリングルームの提供させていただいておりますサービスが、クライエント様のご希望に添えるかどうか、ご一緒に考えさせていただいております。 ただ、ご相談内容によっては継続カウンセリングをご提供できない場合がありますこと、その場合でも初回インテーク料金が発生してしまうことをご了承ください。
また、当カウンセリングルームは医療機関ではないため、お薬の処方や緊急時の対応ができないなど私設カウンセリング機関としての限界もございます。継続してカウンセリングを行っていく場合には、安全性の観点から、また公認心理師の法令上の点からも、主治医に指示書を書いていただくようお願いしております。初回インテーク後に当カウンセリングルームの指示書の書式をお渡ししますので、主治医にお渡しください。指示書を受けて当カウンセリングルームからも主治医宛にカウンセリング計画書を送らせていただきます。
なお、もし指示書発行に際して病院やクリニックでクライエント様に料金のご負担が発生する場合は、主治医の口頭のカウンセリング許可だけでも結構です。その場合は、後日当カウンセリングルームから主治医宛にカウンセリング計画書と共にカウンセリングの指示についての確認の文書をお送りさせていただきます。
当カウンセリングルームに詳細な情報提供書をご提供いただける場合は、料金などを含め、主治医とご相談ください。
インテークシートについて教えてください。
インテークシートとは、ご相談の内容やカウンセリングへのご希望などについて事前にお聞きするものです。初回(インテーク)を円滑に進めていくために活用させていただきます。
初回(インテーク)のお申込みをいただきましたら、下記のインテークシートをメールにてお送りいたします。カウンセリングご予約日の3日前までに入力してご返信ください。
インテークシート
初回(インテーク)が終わって、これからカウンセリングを続けていきたいのですが、どれくらいの頻度で申し込んだら良いでしょうか。また、60分と90分はどちらが良いでしょうか。
当カウンセリングルームでのカウンセリングは、言語だけでなく身体にも働きかけ、トラウマを癒しながら心身の調和を目指していきます。安心と安全感を基盤としてトラウマケアを行っていくために、週1回または2週に1回の頻度でのカウンセリングをお勧めしております。また、通常のカウンセリングでは60分、催眠療法、EMDR、タッチなどを用いる場合には90分をお勧めしております。また、ご事情により月1回の頻度をご希望の方には90分をお勧めしております。
こちらはあくまでもお勧めとなりますので、実際はクライエント様と相談しながら頻度や時間を選んでいただければと思います。

参考文献

高石昇・大谷彰(2012).現代催眠療法原論.金剛出版

アンリ・エレンベルガー(木村敏・中井久夫(監訳))(1980).無意識の発見.弘文堂

奥山眞紀子ら(2019).子どものトラウマ診療ガイドライン第3版.子どもの心の診療ネットワーク事業 中央拠点病院 国立成育医療研究センター こころの診療部

花丘ちぐさ (2020) その生きづらさ、発達性トラウマ? ポリヴェーガル理論で考える解放のヒント 春秋社

花丘ちぐさ編著 (2021) なぜ私は凍りついたのか ポリヴェーガル理論で読み解く性暴力と癒し 春秋社

浅井咲子 (2021) いごこち神経系アプローチ~4つのゾーンを知って安全に自分を癒す 梨の木舎

浅井咲子 (2021) 不安・イライラがスッと消え去る「安心のタネ」の育て方 大和出版

キャシー・L・ケイン/ステファン・J・テレール (花丘ちぐさ・浅井咲子(訳)) (2019) レジリエンスを育む ポリヴェーガル理論による発達性トラウマの治癒 岩崎学術出版社