カウンセリングについて

カウンセリングについて

カウンセリングとは、悩みや症状を抱えたクライエントさんと専門的な訓練を受けたカウンセラーが協力して、クライエントさんが悩みや症状から自由になり、より良い人生を歩んでいけるように援助していくものです。

カウンセリングにはいくつもの理論と技法があり、それらをクライエントさんお一人お一人の困りごとやニーズに合わせながら組み合わせてご提供いたします。
吉川カウンセリングでは、以下のようなトラウマケアに役立つ技法をご提供しております。

当カウンセリングルームのカウンセリング料金は、初回インテークのみ90分8,000円、2回目以降の継続カウンセリングは60分8,000円、90分10,000円となります。
対面・Zoomとも同料金となります。技法による料金の違いはありません。

各種技法（SE™、催眠療法、EMDR、神経自我統合アプローチ、タッチ）

SE™は、トラウマ体験によって生じた自律神経系の調整不全の状態を、本来の調整力のある状態へとサポートしていく方法です。

SE™はポリヴェーガル（多重迷走神経）理論に基づいています。トラウマへの防衛反応が完了できないことで、本来は生命を守るために働くはずの自律神経系のエネルギーが放出されず、神経系の中に留まり、トラウマ反応として出てくると考えます。SE™では身体感覚にアプローチし、未完了の防衛反応を完了させ、神経系の中にあるエネルギーを少しずつ解放させることにより、トラウマ反応の回復を目指します。

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催眠療法とはトランスという意識の集中した状態で、注意を無意識に向けることにより、無意識の中にある自己治癒力やリソース、可能性を引き出していく療法になります。催眠療法で重要なことはクライエントとカウンセラーとの信頼関係になります。信頼関係があるからこそ、安心して自分の無意識へと気持ちを向けることができるようになります。

吉川カウンセリングルームではクライエントとの相互性・共感性を大切にしながら、クライエントのペースに合わせた催眠療法を行ってまいります。

※催眠療法は安全面の観点から、対面のみの提供となります。
　倫理的配慮のため、音声の録音をさせていただきます。

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EMDRは処理されていないトラウマ記憶の処理を促す方法です。

EMDRは「適応的情報処理モデル」に基づいています。通常、脳は記憶情報を適応的に処理していますが、トラウマ記憶は情報処理されないまま、生々しい体験として留まり続けると考えられています。EMDRでは両側性交互刺激を用いつつトラウマ記憶にアプローチすることにより、トラウマ記憶の処理を促していきます。

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複雑性PTSDや発達性トラウマがある場合は、困難な状況を切り抜けるために神経系が複雑に発達してきていると考えられるため、より丁寧に、少しずつ時間をかけてアプローチしていくことが大切です。

まず、神経系の働きを整えながら、安心や脅威のセンサーであるニューロセプションを洗練させ、今自分がここにいる安心感を得られることを目指します。そして神経基盤を作りながら、負担にならない範囲で少しずつ、ストレスやショックトラウマなどの未完了の防衛反応の完了を促していきます。また、幼少期に愛着対象である人が危険をもたらすなど矛盾がある環境を経験すると、その状況を生き延びるために、自分の意識を断片化する「構造的解離」という防衛適応が起こることがあります。断片化された意識は「パーツ」とも呼ばれ、かつては自分を守るために断片化して適応してきたのですが、現在の生活では生きづらさとなってしまう場合があります。こうしたパーツを労い、内的な対話を促し、より負担が少なく自分らしくいられる在り方を模索していきます。

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タッチは、特に身体的なアプローチが必要となる発達性トラウマがある方に対して、神経・生物学的なレベルでの傷つきを修復するのに役立ちます。安全で適切に調整されたタッチによって、内側で起こる感覚（内受容感覚）が洗練され、安全感や繋がりの感覚を感じられたり、自分一人でも誰かといても心地よくいられる調整力が発揮しやすくなったりします。言葉にならない部分での癒しを必要とされている方にお勧めです。

伝統的なカウンセリングでは、カウンセラーがクライエントの身体に触れることは禁忌とされていることが多いのですが、吉川カウンセリングルームでは、クライエントの同意を得た上で、身体接触による影響を注意深く観察しながら安全にご提供します。

※吉川カウンセリングルームでは、女性のクライエント様を対象に、吉川恵がタッチをご提供しております。

※オンラインカウンセリングでも、直接手を触れずに意識を向ける「非接触タッチ」「インテンショナル・タッチ」がご提供可能です。

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